特別養護老人ホーム 体験談

父は特養で穏やかに最期を

父は平成20年8月、81歳の時に脳梗塞を発症し、右半身にマヒが残りました。救急で病院に搬送されてから後、リハビリ病院、老人介護施設を経て、特養に入所、平成21年11月の最期の看取りまでを特養でお世話になりました。

 

父には脳梗塞の影響もあり、あっという間に認知症を発症し、進んでしまいました。私は結婚後も近くに住んでいましたが、実家には母とサラリーマンで独身の弟がいるのみ。

 

元々丈夫な父でしたので、急に介護という現実をつきつけられ、家族は戸惑うばかりでした。そんな中でも看護師さんはじめ、色々な方があたたかいアドバイスを下さいました。

 

途方にくれながらも毎日病院を訪れる私たちを見て「私たちも一生懸命なご家族を見ると応援したくなる」と仰ってくださったのに励まされ、介護申請、施設の見学・申し込みなど、乗り切ることができました。

 

特養にはリハビリ病院にいる三カ月の間に介護施設と同時に申し込みをしました。実際に特養に入所できたのは亡くなる三カ月前のことです。介護認定は最初の2から4になっていました。病院等を移るたびに徐々に体力は落ちていったようです。

 

特養では「無理な延命はせずに、自然に任せてください」という家族の希望をお伝えし、最期の看取りまでしていただきました。深夜であったため家族は間に合いませんでしたが、父の穏やかな顔を見て、お世話してくださった方々に感謝の気持ちでいっぱいになりました。

 

 

このような話を聞くと、ほっとする気持ちになります。それぞれのケースがあるでしょうが、特別養護老人ホーム利用者のこのような体験談を聞くことができて幸いな気持ちになります。